KFAとは?

Ya-Taさん製作 の「 Knuckle Fighter −α 」の略で、JAVAを利用して動くフリーソフト。拳新報 のサイトから入手可能。KFXの大拡張版で、KFXと互換性をもつキャラ自作可能格闘ゲームソフト。2D格闘ゲームツクールやMUGENに切迫する性能をもつ。ただし、KFXと 比べて動作が重く、また先にあげた2つのソフトに比べると僅かに見劣りする部分がある(KFAの方が上記2つよりも新しいが、KFXをベースにKFXと互換性を持つように作っているため、どうしてもKFX時代の古いプログラム 部分を引きずってしまっている)しかし、他に比べてキャラ作りが簡単(KFXよりは多少複雑だがそれでも)な点はしっかり継承しており、 KFXをちょっと難しくした程度の労力で 2D格闘ツクールやMUGENとほぼ同じくらいのクオリティのキャラを作れる ことを考えると、総合点は申し分ない性能と言える。KFXと同じく、やはり 他に比べて自作が簡単であるという特長は、 オリジナルキャラ大量生産に向いていると思われる。また、KFXと互換性があるため、初めKFXで作ったキャラたちをちょっと 手直ししてKFA化するという、自分の経験 技量に見合った段階的な創作が可能である点も魅力的。 まだ、KFAが発表されてから日が浅いため、KFXの紹介文に書いたような、 「短時間キャラ作り可能な特性を利用した 多数のオリキャラによるストーリーと世界」まるごとをKFAで完成させているようなキャラメイカーはいないが、 これからに期待しよう。

なお、KFAはJAVAを使用しているため、WINだけでなく、理論的にはMACでも使えるらしい(筆者は未検証) ただ、現時点では、このKFAはパソコン環境によってはまともに動かないことがあり、動いても円滑に遊ぶためには それなりのスペックが必要となる。詳しいことは前述の拳新報 に書いてある。また、そこにはKFA質問用掲示板も置いてあるが、質問の際はマナーを守り、重複質問のないよう注意。

キャラクター作成に関して、KFAもまた、KFXと同じく 説明書に記載されている内容が全てではない。むしろ氷山の一角。  すでに現在活躍中のキャラメイカーたちによって 説明書に載っていない「KFA版キャラ作成の裏技」がぞくぞくと発見されつつある。 それらを使いこなせば 対戦部分のみにおいては格闘ツクール、MUGENと遜色ないものは十分に作れる。 発表されて間もないだけに、これからさらに 作成裏技の発見が相次ぐことが予想される。 KFX紹介で書いた「時とともに進化する」点もしっかり継承しているわけだ。 これは筆者の勘でしかないが、 おそらくKFAでどんなに裏技を駆使してもできない重要要素は「2 on 2」だけだろう。裏を返せばそれ以外は 全てできるようになるハズ。画像も無制限に使えるし。

対戦以外に視点をやると、KFAでは、キャラクターごとのオープニング、エンディングや 各対戦の間のデモムービー などは作れない。これはこだわる人にとっては確かに痛い部分かもしれない。一応 工夫次第で「対戦はじめの 特定キャラ間の 固有デモ」や、「2ラウンド目に変身して強くなるボス」は作れるので、そういった部分でストーリーを持たせよう。


キャラクター選択画面。KFAではキャラ登録人数は無制限。画面には一部しか映らないが、縦にスライドして いくらでもわんさかキャラがでてくる。


対戦画面。背景に烏が飛んでいる。KFA作成裏技を使うと、背景のアニメーションも可能。さらに続々と発見される「製作裏技」、作れないものはないといっても過言ではない。努力と機転次第。


KFXでは無理だった2P、3P、4Pカラーを設定可能。ステージ手前にかかっている霧を見てわかるように、半透明画像も使用可。

KFXとは?