KFXとは?

CARROT SOFTWARE  製作の「 Knuckle Fighter −X 」の略で、WINで動くフリーソフト。同団体経営のサイトから入手可能。キャラ自作可能な格闘ゲームであり、2D格闘ゲームツクールやMUGENの同類だが、 先にあげた2つのソフトに比べ、動作が格段に軽くキャラ作成が他より圧倒的に簡単 というメリットをもっている。逆に欠点としては先の2つに比べて演出能力に劣るのだが、メリット デメリット双方を頭に入れて考えても このソフトの 総合的な出来ばえは驚嘆に値する。

現在、数多くのキャラメイカーがオリジナルの実写キャラやドット絵キャラ、また移植キャラを作成、HP上で公開しており、 その数は把握しきれないほど。一説ではオリジナルキャラだけで400を超すとか・・。他の自作可能格闘ゲームソフトと比べ  製作が簡単なことが、完全オリジナルキャラに挑戦するメイカーを増やしているものと思われる。実際に完全オリジナルキャラを作ってみると、大抵の人は 「なにか一人オリジナルキャラをつくったら、その仲間、ライバル、敵役、黒幕と、ひととおり揃えて世界観を完結させたい」 と思うだろう。キャラ1人あたりにかかる手間が少なくてすむKFXはまさにそのようなオリキャラ大量生産 に向いている。他と比べて短期間で、「オリジナルキャラを作る」だけでなく「オリジナルの世界をも作れる」ことこそ、KFXの醍醐味と 考える。

なお キャラクター作成に関して、初心者は まず添付の説明書を読んで、非常に自由度が低いと感じることだろう。 実際、説明書に書かれたとおりの作り方をしているだけでは、2ゲージ専用超必も 3回連続入力技も 回り込みダッシュも再現できない。 しかし実は 説明書に載っていない「キャラ作成の裏技」というものが多数存在し、それらを使いこなすことで様々な演出が可能となるのである。 これらの裏技は各々のキャラメイカーが発見したものなので、初めてキャラ作りに手を出す際は 各キャラメイカーのサイトをまわって情報を集めることになる。 この点も、他の自作可能格闘ゲームと違う KFXならではの特殊な環境だが、現在もなお 新しい「作成裏技」が見つかる こともあり、その意味ではKFXは「時とともに性能が進化するソフト」といえるのかもしれない。


キャラクター選択画面。KFXでの最高キャラ登録人数は60人。


対戦画面。画面上部に、体力ゲージ、超必ゲージ、ガードゲージ、タイムが表示される。


作成裏技を使えばこんなハデな演出も可。1枚絵じゃないよ。ちゃんとアニメーションします。

KFAとは?